Time is money

日常のこと、web関連、映画の感想について書いていきます

皆が下を向く現代に

最近、土日はコードを書くか、ブログを書くか、本読むか、映画行くかしかないです。

時間がある時は思ったことはブログに書いて置こうと思っているので、今回のちょっとだけ書きたいと思います。

 

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最近、様々なメディアの信頼性が囁かれていて、意図的にか暗いニュースも多いです。一個人においては辛いこと9割、楽しいこと1割などと言ったりますが、こんなにもネガティブな、生産性のないしょうもない情報が多いと、しんどいですね。いろんなバイアスがかかっていると思いますが。

今回書きたいことは、暗いニュースが多いから皆下を向いているということではなく、インターネットについてです。ここ最近のことでもないと思いますが、電車あるは街ゆく人も皆が皆、下を向いています。それはスマートフォン、あるいはポータビリティが高いデバイスを覗き込むためであり、悲観的ではないです。僕もよく、通勤時間はスマホを見てしまいます。皆がスマホを眺める理由は様々で、多いのはパズドラやツムツム、時たまサラリーマンが出会い系で横スワイプを連続しているのも見て取れます。また、ブラウジングしている人やキュレーションの記事を見ている人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな皆が下を向く現代について書きたいと思います。

 

1. 当たり前になったスマートフォン

そんなこと、言われないでもわかっていると思いますが、今の情景を10年前に想像できたのはほんのわずかではないでしょうか。中高校生だった僕も、携帯電話は持っていても、指で操作するスマホに懐疑的だったし、こんなほぼ全ての人が持っている世界なんて想像できなかったです。ものすごい速さでハードウェアや通信環境改善し、それに伴い通信プランがより安価に大量のパケットを提供できるようになりました。数年前までだったら、重くてカクカクだったかもしれず、すぐに通信制限がかかってしまいそうな動画コンテンツも、画像や文字だけでは伝えられなかった情報を伝えることができるリッチなコンテンツとして急激に普及して来ています。

全世界的に、この流れは急速ですが、とりわけ日本では、ソフトバンクを始めとした企業が尽力して、通信環境の改善やスマホの普及 (iPhoneが実質無料とか)を推し進めたことと、日本人が平均的に裕福であったことが起因して、スマホが一気に広まりました。他にも色々要因があると思いますが。そんな日本は、以前からゲームのクオリティが高く、SNSなどとの相性がいいため、スマホ市場は一気に拡大し、一人あたりの課金では世界でもトップレベルです。

 

2. 日本で考えること

この前の記事でも書きましたが、フリーランスという働き方が一般化して来た昨今において、国籍など関係なくなってきています。しかし、今手元のスマホを開くと、そもそもiphoneandroidも米国発であり、twitterfacebookinstagramもそうです。インターネットの始まりが、もともと米軍が使っていた回線網を公開したことであると考えると、確かにインターネット黎明期においては仕方ないとしても、現代においても日本は遅れをとっているのではないかと思ってしまいます。日本においては、腐っても経済大国で、国内の商圏を押させてしまえば、多分この先も普通に暮らしていけます。よく言われていると思うのが、世界で買っているアプリやインターネットサービスの多くは、自国の経済内では限りがあり、世界に出て行くしかなく、初めから海外に目を向けて開発しているということです。
国内でLINEが流行っていたのも、スタンプだけでその人の感情が伝わってしまうハイコンテクスト文化と、クオリティが高いクリエイタが参戦することができるエコシステムをいち早く構築したからという要因もあります。ですが、世界ではまだまだメッセンジャーWhatsAppなどのアプリがシェアが高いです。そもそもユーザー数の規模が違いすぎるので、一人当たりの課金率などは考慮しておらず、成功しているのかとは別問題です。

何がいいたいのかと言うと、やっぱり日本初のアプリ、インターネットサービスって世界では流行りにくいんだなと感じています。ですが、悲観することはなくて、海外の事例などをもっともっと研究して、これからトップシェアを取れるようなサービスが出てくると思いますし、僕らがそうなって行かないといけないと思います。日本国民だからどうとか民族主義を強くいいたいんではなく、やっぱり悔しいですよね。

 

3. インターネットに関わって行く

IoTがどんどん浸透して来て、身の回りの全てのものがインターネットに接続している現代においては、各個人の行動データ、購買データはビッグデータとして処理されて、様々な場面で活かされつつあります。データサイエンティストが最もセクシーな職業として選ばれたのも納得がいくでしょう。もう、インターネットに関わらなく生きて行くのは不可能に近いです。アフリカの辺境の民族の長でさえ、スマホでアポとってたりしてました。もう成熟しつつありそうですが、今後もIT分野、あるいはそれに関係する部分は成長を続けて行くと思います。

僕が初めて、プログラミングに出会ったのは今から5年ほど前になりますが、一種の薬のように、その魅力に取り憑かれてしまいました。インターネット予約や課金がより簡易的になってくると、インターネット世界が現実により近くなって来てることを実感できますし、アマゾンダッシュなど、ボタンをポチりしただけで商品が届くのはものすごく面白いかと思います。それ自体の良し悪しではないです。

いろんなヒト、モノがインターネットに接続していくであろうこの時代に、インターネットに関わる仕事は、とても面白いです。主観的でかなり抽象的ですが。

僕個人で、できることはかなり限られていますが、今後もインターネットに関わっていきたいなと感じています。

 

めっちゃ小並感な文章になってしまいましたが、いいか、、、

ベンチャーという選択肢

こんにちは!

久しぶりに何か書きたいなと思ったので、入社してまだ半年しか経ってないのですが、「ベンチャーという選択肢」というタイトルで書きたいと思います。

主観が凝縮されているため、不快に思われるかも知れないので、もしそうなったらそっとアプリを閉じてください。若造のたわ言くらいに思っていただければ幸いです。

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ちょっと調べたら、スタートアップぽい写真を無料でダウンロードできるサイトがあったので、紹介します。いい感じです。

startupstockphotos.com

 

1. ベンチャーという選択肢

まずは簡単に自己紹介します。

僕は2016年から生物系の大学院に通っていて研究生活をしていたのですが、同年9月に大学院を退学し、kurashiruというレシピ動画サービスを運営しているdelyというベンチャー企業にジョインしました。

www.kurashiru.com

kurashiruを運営しているdelyでは、エンジニアとしてwebに関わることを担当しています。僕がジョインした時には、大きな調達もなかったし、エンジニアも少なかったので、かなりチャレンジな選択でした。ですが、現在はその選択をしてよかったと思っています。

今は就職活動の真っ只中ということもあり、自分の将来に悩む方も多いかと思います。真っ当に就活して来なかった人が多いベンチャー企業の一人として、大げさに言えることもなくて、説得力のかけらもないのですが、何かヒントになれば幸いです。

www.wantedly.com

前提として、wantedly人事の大谷さんのこのエントリーでもあるように、僕も「皆が皆、スタートアップに行けば良いのかというと、それも違う」と考えています。大企業や中小企業、ベンチャー企業にはどれにもメリットとデメリットがあって、今自分がどこに所属しているのかでも答えが変わってくると思いますし、向き不向きもあります。ただ、よく言われるのはベンチャーの方が裁量権が大きく、より刺激的な毎日が送れる傾向にあるということです。ですが、ドがつくベンチャーに行くと福利厚生など、本当にないもないこともザラです。これに関しては色々あります。

僕がなぜ、ベンチャーに来たのかを書いたのが下の記事です。

okutaku.hatenablog.com

 

2. 誰も自分の人生に責任を負ってくれない

混迷を極める現代において、生涯雇用や年金への信頼が崩壊していく中、僕を含めたミレニアル世代の多くは将来に対する漠然とした不安が心のどこかにあるのではないかと思います。就職活動で、一生この会社に尽くすぞと考えている人も少ないのではないでしょうか。米国のデータですが、下の記事でもあるように2020年には労働人口の半分がフリーランスになる見込みのようです。フリーランスの流れは特にIT業界で加速していて、米国全体では現実化しないにしても、都市部ではこの流れはじわじわとくると思います。フリーランスという形態の良し悪しはここでは議論しません。日本でも米国よりも数年遅れてくると思いますが、IT業界からフリーランスという働き方が浸透してくる気がします。

newsphere.jp

フリーランスとはちょっと違うかも知れませんが、サントリーのCMでもあるように、自分の生活スタイルに合わせてちゃんと仕事をこなした方が本当は効率的なこともありえます。在宅ワークとオフィスワークの良し悪しも色々あるので、割愛します。

 


2篇 クラフトボス CM 堺雅人 杉咲花 成田凌 「新しい風・いいコンビ」「誰もいない」

 

ちょっと話が逸れましたが、このセクションで伝えたいことは、今後、生涯雇用を目指して、その会社で懸命に自分の価値を上げていくよりも、いつ解雇されてもいいように、どこでも生きていけるようにソフトスキルをつけた方が世の中の流れに柔軟に対応できるのではないかと思います。

そこで念頭に置きたいのが、自分の人生は自分しか責任を負えないということです。もし、自分が解雇されたとしても、それで人生が終わるわけでもないし、また次の場所で頑張ればいいだけのことです。そのための準備をするのは、自分しかいないのかなと思います。

このセクションとベンチャーという選択肢を結びつけるなら、ある程度の規模のベンチャーなら、 いろんな業務を近くで知ることができて、あるいは降ってきて、広く経験しやすいのではないかと思います。どこの企業でもできると思いますが。事業が拡大、あるいは組織が拡大していく中で裁量権が大きく、実際に手を動かさないとそれらが上手く回らないのはベンチャーならではの経験で、どの企業にいってもある程度は必要になるスキルなのではないでしょうか。

 

3. モチベーション 3.0

生まれた時から、ある程度は不自由なく生活してきて、中学、高校ではスマートフォンが普及し、SNSが発展して社会的承認欲求が満たされやすくなり、写真あるいは動画で擬似的な体験、ショッピングなどテクノロジーの発展と共に多くの経験が手のひらで完結しよとしています。ある意味満たされて、満たされているがゆえに渇いている人も多いのではないでしょうか。自由という言葉で装飾された学生生活が終わり、死ぬまでにもっとも多くの時間を費やす仕事が始まり、その中でも日々、生きている実感を感じながら生活するのは結構難しいのではないでしょうか。

また、高度経済成長期が終わり、失われた20年と言われ、頑張れば頑張るほど地位や賃金が上がっていった時代を知る由もない世代が日本を背負ってたたなければならない時代が来ようとしています。

その中でいかに人生に意味を持たせ、日々充実した気持ちで生きていけるのか、そのヒントをくれるのがダニエル・ピンク氏の「モチベーション 3.0」という本だと思います。参考までに。

「 モチベーション 3.0」の3.0とは、動機付けのオペレーションシステムのバージョンを示しており、読んだのがちょっと前すぎて思い出せないのですが、以下のようだったと思います。

  • モチベーション 1.0 ... 生理的動機付け (生きるために頑張る)
  • モチベーション 2.0 ... 外発的動機付け (アメとムチのように頑張ったら頑張った分だけ自分の利益になるから頑張り、頑張らなかったら制裁がある)
  • モチベーション 3.0 ... 内発的動機付け (自己の成長や達成感、社会的貢献など非金銭的なインセンティブのために頑張る)

この本の中で面白かったのは、創造的な発想がないと解けない問題をその解決に対する金銭的な報酬の有無で分けた時に、金銭的は報酬が無い方が成績がよかったという結果があったということです。永らく、金銭的なインセンティブを与えれば人は意欲を出して頑張ると思われたモチベーション 2.0が崩壊しつつあるとこの本では述べられています。

AIがより発展してくると、ほとんどの仕事がAIに奪われると危惧されていますが、なくなる仕事と残る仕事、新たに生まれる仕事があると考えていて、具体的には言えないのですが、この残るあるいは新たに創出される仕事がどんどん生産活動に結びつくものに変わってくるのでは無いかと考えています。その時に、与えられた仕事をただこなし、その対価として賃金を得る仕組みから、自分で考えて仕事を生み出し、そこに価値をつけていく機会が今後日本でも増えてくるのはないかと思います。

話が若干それましたが、ベンチャー企業の多くの人はこのモチベーション 3.0に移行した人たちなのではないかなと考えています。新しいサービスを生み出し、それを普及させていくのは、めちゃくちゃ儲かるもの以外は非金銭的はインセンティブに幸福感を抱けないと継続できないと思います。自分がどれだけ成長したか、その成長に伴って事業や組織がどれだけ大きくなって、そこに自分がどれだけ貢献できたのか、世の中のスマートではない仕組みをどれだけ改善できたのか、そのお金では表せないかもしれない成果を享受して喜びに変換できないと、正直ベンチャーで生きていくのは厳しいかもしれません。色んな人がいてそれぞれに価値観、思想があるので一概には言えませんが。

また、このモチベーション 3.0は伝染すると僕は考えています。学校のクラスや部活、会社の部署などで、あいつが頑張っているから俺も頑張るといった経験はないでしょうか。モチベーションは感染します。裏を返すと、全員が全員やる気がない組織にいては、自分のモチベーションを他から見出さないといけなくなり、最終的には自分のモチベーションも落ちてしまうかも知れません。自分の行動は、日々関わる5人程度によって規定されるとどこかの記事で読んだことあるのですが、確かにそうで、どうせならモチベーションを高め合えるような、部活動のような環境が仕事でも維持できたらいいはずです。あくまで個人的な意見ですが。

よく引用させていただくのが下の記事です。

kazuph.hateblo.jp

よく会社を運命共同体の家族と捉えますが、これから組織がより流動的になれば、仲間として捉えるようになり、そこに愛着がもてないとモチベーションも上がらないのではないかと思います。別に、ベンチャー企業以外がモチベーション高くないと言いたいわけでもなく、ベンチャーによっても当たり外れがあるので、なんとも言えません。

 

まとめ

ここまで書いて来ましたが、結論です。

感じた人には感じたと思いますが、大企業だろうが中小企業だろうが、ベンチャー企業だろうが、僕は別にどこでもいいと思います。どんな企業だろうと潰れるところは潰れるし、急成長するところはグングン伸びて行きます。キャリアに責任を持つのも自分の責任だし、どこでなにしてようと信念を持って励んで、自分が幸せと思えたら、それはそれでいいんじゃないかと思います。

ただ、最近ですと、大手志望一択だったところにベンチャーという選択肢が加わりつつあるのかなという所感です。

まだまだ頑張ります。

 

お約束かも知れませんが、delyではエンジニアを始め、バックオフィスなど全職種を絶賛募集中です!

www.wantedly.com

大型の資金調達を行い、運営するkurashiruは最近TVCMが放映されるなど、組織やサービスとしてもどんどん面白くなってきています。経営陣と近い位置で仕事をできるのも面白いですし、自分でサービスを回している感を得られるものすごく面白いです。腕に覚えのある猛者!来たれ!

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磯辺焼き

こんにちは!

今日は、最近感動した「磯辺焼き」を紹介したい思います。

この記事のゴールは「あー、磯辺焼き食べたい...!」となっていただけることです。

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簡単!フライパンで出来る磯辺焼き | 料理動画(レシピ動画)のKURASHIRU [クラシル]

 

磯辺焼きとは

説明しなくてもわかると思うのですが、自分が気になったので、磯辺焼きについて調べました。ほとんど引用になってしまうのですが、引用元を示しておきます。

餅を焼いて醤油をつけて海苔で巻く簡単な料理。

磯辺焼き (いそべやき)とは【ピクシブ百科事典】

①餅(もち)を焼き、しょうゆをつけてのりで巻いたもの。
②のりを使った焼き物。魚を合わせじょうゆに漬け込み、のりで挟んで焼いたものなどがある。  

磯辺焼き(いそべやき)とは - コトバンク

 どうやら、磯辺焼きとは焼いた餅などに海苔を巻いたものらしいです。なので、磯辺焼きは厳密には餅ではなくてもよくて、なんでも焼いて海苔に巻けばいいらしいです。ですが、一般的には多分お餅を海苔で巻いたものだと思うので、この記事でもお餅を焼いて海苔で巻いたものを磯辺焼きとして紹介します。

磯辺揚げとは

ちなみに気になったので、磯辺揚げは同様に衣に海苔を入れて揚げたものらしいので、お餅でもちくわでもなんでもいいらしいです。

 

なんで磯辺焼きなのか

どうして、磯辺焼きを紹介しようと思ったかを書きます。筆者が携わっているクラシルというアプリは、料理レシピ動画で紹介するサービスであるため、毎週末は自宅でクラシルを使って料理をしています。

先日、ちょうどお餅が余ったので、簡単な料理はないかと調べていると磯辺焼きが検索でヒットしました。実家でも年始に切り餅で磯辺焼きを作って、砂糖醤油につけて食べていたのですが、クラシルが紹介する磯辺焼きはフライパンで焼いたお餅に砂糖と醤油を加えて焼いてから海苔を巻くものでした。(レシピは後に書きます)

動画通りに作ったのですが、どうせいつもと同じだろうと思っていましたが、、、

感動しました。磯辺焼きってこんなに美味しいのかと。

焼いたお餅に砂糖と醤油を加えてちょっと焼いただけだったのですが、焼いた醤油の香ばしさに砂糖の甘みが加わって、最高に美味しかったです。少々言い過ぎですが、こんな美味しいものがあったのかと目から鱗でした。磯辺焼きすごい。日本に生まれてよかった。

それからというもの、毎週末にはお餅を買ってきて、磯辺焼きを作っています。

 

磯辺焼きの作り方

磯辺焼きの作り方はクラシルを参照してください。

www.kurashiru.com

参照といっても、切り餅をサラダ油をひいて焼いて、砂糖と醤油を加えて、海苔で巻くだけと、シンプルです。シンプルっていいですね。

動画を見ているだけで、砂糖と醤油の調和した香ばしい香りが香ってきます。ゴクリ。

上でも書きましたが、磯辺焼きはなんでも焼いたものをなんでも海苔で巻けばいいのですが、やっぱりお餅ですね。ご飯と醤油が相性がいいのと同じで、砂糖醤油にはお餅ですね。

 

終わりに

簡単ですが、磯辺焼きの魅力をお伝えしました。

多分、とっても簡単なのでお餅を買ってくればできると思います。

ぜひ、磯辺焼きを試してみてください。

いいエンジニアって何だろう

学生というブランドを捨てて、エンジニアとして社会に出てから半年。

いつも考えていることがあります。

「いいエンジニアって何だろう」

まだ答えがわからないのですが、今考えていることを書き起こしておこうと思います。

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皆、自分の役割の中で、「いい経営者」「いいデザイナー」「いいセールス」「いいマーケター」「いい料理人」「いいクリエイティブ」って何だろうって考えて、自分なりの姿に近づこうとしていると思います。

「エンジニア」の定義

ここでいうエンジニアとは、IT系のことで所謂プログラミングです。自分では当たり前と思っているけど、それは僕がIT業界にいるからだと思います。どの業界のエンジニアも作り手であることには変わらないと思うのですが。

「いいエンジニア」って何だろう

すぐに本題に入ります。これまで様々なエンジニアに会ってきてました。

元いた会社で言えば、本を出版したり、OSSにコミットしていたり、コンサルをしていたり、マネージメントをしていたり、会社を経営していたり。周りで言えば、モバイルアプリを作っていたり、ハードを作っていたり、コミュニティを運営していたり、起業していたり、趣味でプロダクトを作っていたり。本当に多種多様なエンジニアがいて、その誰もが一目置く方々です。

能力で見たら、複数の言語を扱えたり、複数のフレームワークを扱えたり、実装が丁寧であったり、爆速だったり。グロースハックにコミットしたり、SEOに強かったり。いろんなエンジニアがいます。欲をいえば、全ての立場を経験して、全ての能力を持っている全知全能的なスキルセットが望ましいと思うのですが、現実はそうは行かず、趣味志向があって、得意不得意があって、はたまた宗教チックなことがあって。

プログラミングはあくまで手段だという言い切る人もいれば、プログラミングすることを目的にしている人もいるという意見があって。これは科学研究でいう基礎研究と応用研究だと思っていて、どちらもないと意味がない。卵が先かニワトリが先かという問題に発展してしまいそうなので、深くは言及しません。

色んなエンジニアがいる中で、「いいエンジニア」なんて定義できるはずもなく、そもそも「良い」という基準は主観的で、ある経営者から見たら、何でもできて実装も高速で堅牢でオラオラにならないエンジニアが良いとされて、あるエンジニアから見たら一切の無駄がない綺麗なコードを書く人が良いとされるかも知れません。

詰まるところ、自分の考える「良いエンジニア」って絶対的な基準はなくて、誰にどう思われたいかで決まる気がします。雇用される立場から見たら、プロダクト志向のエンジニアが良くて、同業からみたら技術的に深いエンジニアが良いのかなと思います。

現状どうなの

大学時代にプログラミングを始めて、学科が化学系だったこともあり、実験・レポートが忙しすぎて、書いている量としてはそこまでではありませんが、歴としては4年くらいになります。誰にも負けないものは何かと言われれば、やっぱりRailsを用いたアプリ開発で、サーバーを1から構築したり、自分でプロダクトを作って公開したりしていました。実装は早い方だと勘違いしています。現在はベンチャーのサーバーサイドを担当していて、web周りは全て見ています。

能力的にみたら、全然大したことなくて、モバイルもマーケットに公開したことはあるにせよ、WebViewを使ったブラウザアプリであったり、Railsを4年近くやっていると言っても、RubyRailsのコミッター、コントリビューターでもなければ、gemを作ったこともない (何を作れば良いのかわからない)。Qiitaに投稿するようなネタもないし、LTすることも思いつかない。SPAは開発したこともあるけど、そんなに大規模のものは作ったことがないし、インフラ周りも1から構築できるとは言っても負荷分散やエラー検知までの周辺の知識も経験もない。

エンジニアの能力の深さって、あるところで域値を迎えると思っていて、今自分はそこにいると感じている。やりたいことをググれば、大抵のことはわかって実装までいける。ライブラリで困ったことがあってもドキュメントを読めば大抵のことは解決できる。ロジック的なことで頭を抱えても、どうにか迂回策を思いつく。社会人になって、半年しか経ってないけど、毎日コードを書いているので、できることの幅は広がった。だけど、深みがない。気がしている。一番怖いのは何でもできるエンジニアになって、器用貧乏になってしまうこと。そんなエンジニア、きっとすぐにリプレイスされてしまう。今は解散してしまったけど、SMAPが言う、No. 1ではなくてOnly 1のエンジニアになりたいと思いつつも具体的な行動に移せてはいない。今に全力投球しすぎて。

自分のエンジニアとしてのルーツを辿ると、劣等感というか負い目に感じることがある。自分は情報系の出身でもなければ、幼い頃からプログラミングに親しんできたわけでもない。ちょっと新しいことを始めたいと思って始めたプログラミングにハマっただけ。プログラミングを書くことが好きで、フロー状態でいつまでも書いていられる。研究生活で心の底から辛いと思ったことはあるけれど、プログラミングはそんなことはなかった。端から見たら相当ハードでも、楽しければ辛くない。そして、作ることが楽しい。自分が作ったプロダクトがユーザーに使われて、幸せになってくれたら最高だ。ここまで書けばわかるように、どちらかと言われれば、かなりプロダクト志向のエンジニアだと自覚もしている。ただ、RubyとかRails、Reactなど作った人を本当に尊敬しているし、いつかはそうになって行きたいと思っている。

ここからは受けいりになってしまうけど、将来的にエンジニアは3つのパターンに大別されると思っている。技術がわかる経営者、あるいはマネージャークラス、はたまた主に技術を行使するプレイヤー。自分はどうになって行きたいのか結論はまだ出ていないけど、しばらくはコードを書いていたいと思う。

ここまで、思っていることを書きなぐってきたけれど、そろそろ終わりにしようと思う。現状、自分が思う「いいエンジニア」は

課題解決ができるエンジニア

だと思っている。ごくごく当たり前かもしれないけど。言われたことをやることは簡単だ。こういう機能がこの期日までに欲しいんだけど、という要望に応えるだけのエンジニアでは不十分に思う。仕様書通りに実装するスキルもかなり大事だし、多分、完璧にこなせる人はそう多くない。だけど、自分が死んでも達成したいKPIに対して、何が問題になっていて、どうに改善すれば、どう数字につながっていくのか。それをインパクトとか工数、経営視点で考えられるエンジニア。そこを目指したい。当たり前だけど、この数年はがむしゃらにそこを追求したい。

まだ、「いいエンジニア」という答えがちゃんと捉えられていませんので、諸先輩方、ご指導ご鞭撻よろしくお願いしますm(__)m

今年の目標は「全力コミット」です。

追記

かなりの先輩エンジニアから言われたことですが、パワースポットを自分の中で決めておくといい。全力で走っていると、自分が今どこにいるとか、自分の心身の限界とか認知できなくなる。大きな仕事を終えた後に来る、一番怖いのが燃え尽き症候群。そういう状態に陥った時に、一歩立ち止まって、自分を俯瞰的に見るためにパワースポットを各々決めておくといい。

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僕の場合は、「土曜日の浜松町」。東京タワーのお膝元で、いつも賑わいつつも落ち着いた雰囲気のある場所で、プログラミングを始めるきっかけを与えてくれた場所でもある。浜松町近くにある、芝公園で一人でぼーっとするのがたまらなく心地よい。桜の名所でもあるので、是非一度訪れてみるといいかも。土曜日、というのは浜松町はサラリーマン街であるため、平日はブラックスーツが多い。土曜日は違った一面が見れてすごくいい。芝公園の芝生の上で、「あれ、自分って何でエンジニアをしているんだろう」とか「自分の目指しているところ、ミッションって何だろう」と考えるのが、中二みたいだけど、好きだ。当然、明確な答えは出てこなくて、結論「今に全力で!」って単純化されてしまうけれど、充電できるので良い。これからも、全力でやりつつ、心が折れてしまわないように、定期的に訪れたい。

2017年をどういう年にしたいのかをちゃんと書いておく

こんにちは!

3連休をどのように過ごしているでしょうか?

僕は、いろんなカフェでコードを書いてます! (予定がないなんて言ってない)

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年末にめちゃくちゃ短い抱負を書きましたが、ちゃんと書いた方が後々見返すのもいいかと思うので、ちゃんと具体的に書いてみます。

 

1. 他人と違うことをする

まず、人と同じことをやっても面白くないと思います。また、自分の市場価値を上げることにも繋がると思っています。

WantedkyのCTOの川崎さんの記事を引用します。

www.wantedly.com

自分は川崎さんのように、輝かしいキャリアもないし、技術的にも全く明るい方ではないのですが、周りと違う道を選ぶ意味では激しく同意です。

他人と違う道を選ぶことが必ずしも自分の市場価値を上げるとは限らないと思いますが、これから働き方が多様化して、組織にずっと所属して成果を出していく形態は本当に少なくなっていく気がします。その時に、その組織だけで通じるスキルを一生懸命に身につけるだけではダメで、一つのことをできるスペシャリストでもダメで、求められた仕事を遂行するプロフェッショナルになるべきだと思います。

自分のファーストキャリアとして選んだのは、社員が一桁のベンチャーにエンジニアとしてジョインすることでした。僕は、コードを書くことも好きだし、勢いのあるベンチャーで全員が熱量高く仕事をするのも好きです。なので、この選択に間違いはなかったと胸を張って言えるのですが、このままエンジニアとしてずっと生きていく気もないです。

まだ、次のキャリアを考えているわけではないのですが、結論から言うといろんな事にチャレンジする一年にしたいです。具体的には、Rails以外に自分の強みを最低2つは身につけることです。学生時代にずっとやってきたこともあり、何が一番得意かと言われればRailsを用いたweb周りの開発です。今は時代のニーズがあるけれど、いつ廃れるかもしれない言語、フレームワークにすがっていても時代に取り残されるだけなので、もっと低いレイアを学んだり、言語・フレームワークの幅を広げたいです。それが、iOSAndroidなのか、インフラなのか、フロントエンドなのかはわかりませんが、ちゃんと勉強したいと思います。

仕事以外だと、外国語ともう一学問をちゃんと勉強しようと思います。これも自分の市場での価値を上げることだと思います。リベラルアーツを身に付けたいと思います。

 

2. 社会人としてのリズムを正す

一般的なルートとは別に社会人になってしまったが故に、社会人としてのリズムがわからないのが、悩みです。誰かいい答えを教えてください。下手したら、休日でもパソコンを叩いています。これは好きだからなので、いいのですが、良くないのかなとも感じています。具体的には、何か趣味を見つけることをしたいなと思います。あとは、休みの日はまとまった時間が取れるので、まとまった時間が取れないとなかなかできないことをしたいと思います。読書とか参考書で勉強とか。こう書くとやること多いなと感じるのですが、ちゃんとタスク管理して行動に繋げないと意味ないですね。

 

 3. 健康第一

これもリズムを正すことと同じかも知れませんが、ベンチャーで働いていると食生活や生活習慣が崩れ気味になります。なので、ちゃんとそこは自己管理したいと思います。具体的には、毎日必ず野菜を摂ることと、平日は筋トレ、休日はランニングに行くくらいでしょうか。よいしょよいしょでやるのではなく、しっかりと生活に取り入れたいと思います。

 

4. 最後に

やはり、2017年も日々を充実されることに注力したいと思います。非日常が日常化するのではなく、日々を充実させて精一杯頑張りたいと思います。

やりたいことリストを書くのでもよかったと思うのですが、これくらいでいいかなと思います。

よし!!!

2016 => 2017

こんにちは!

2016年も残りわずかになりました。

皆さんにとって、2016年は充実した年になりましたか?

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1. 2016年を振り返る

僕にとって2016年は、「研究室」と「社会人」の2部構成です。

まず、2月に写真にあるフランスに卒業旅行に行ってきました。高所恐怖症の自分にとって、決死の覚悟の旅行となりました (友達に遺書を託しました)。1週間ちょいしかいませんでしたが、フランスがすごく好きになって、将来住みたい街の一つになりました。

 さて、研究生活ですが、大学を卒業してそのまま大学院に進学しました。しかし縁あって、今はdelyというベンチャープログラマとして働いています。今はあの時の決断に後悔はないし、正解だったとも思っています。その時の決断については、下記に記しました。

okutaku.hatenablog.com

本当に一瞬で過ぎた2016年ですが、特に社会人になってからは本当に濃すぎる年でした!

 

2. 2017年に向けて

2017年は僕にとって本当に勝負の年になると思っています。

もう学生のノリは通じないし、大学で学んだ専門でもない職業に就いてしまったので、基礎を学び直したいです。好きなことをさせてもらっている分、一日一日を最後だと思って過ごしたいと思います。

 

めちゃくちゃ簡単ですが、2017年はいろんな意味で本気の一年にします。

どうぞよろしくお願いします!

 

映画「アバウト・タイム」の3つの名言に学ぶ、日々を充実させるために必要な考え方

 こんにちは!

最近、気温が上がったり下がったり、風邪気味の人が増えてきてますね。

これは持論ですが、風邪予防にはヨーグルトを食べて、腸内フローラを整えるのがオススメです!

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今回は、普通に映画の感想を書きます。
僕が全ての人にオススメしたい映画は、「About Time (邦題:アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜)」です。

abouttime-movie.jp

ホームページにある文句、「今日という日を生きる、それが人生を素敵にする。」のように、これを見たらすごく心が温まります。

ネタバレが多いので、まだ観ていなくてこれから観る予定の人は離脱してください。

ネタバレなく紹介しているのが、こちらです。

okutaku.hatenablog.com

この映画は、「ラブ・アクチュアリー」などを手がけたリチャード・カーティス監督の引退作です。イギリス映画ということもあり、日本には遅れて入ってきて、上映する映画館も少なかったです。しかし、とても感動する映画だったので、ネットで話題となって、上映する映画館も増え、最終的はロングヒットを記録しました。

 

あらすじ

上のブログでも書いたので、あらすじは公式HPを引用します。

イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。
どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。
そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになるティム。

弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。
ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに!

なんとか彼女の愛を勝ち取り、その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、あらゆる能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、迫られる人生最大の選択——。

映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』オフィシャルサイトより

 

3つの名言

まず一つ目です。

ティムの結婚式でのティムのお父さんのスピーチです。

We're all quite similar in the end.

We all get old and tell the same tales too many times.

But try and marry someone kind.

人生は結局、同じなんだ。

年を取り、同じ話を繰り返す。

でも、誰かと結婚して欲しい。優しい人と。

by 父

何度もなんども、人生を繰り返してきた父だからこそ出た人生の真理かも知れません。

 

次に二つ目です。

ティムとメアリーの結婚式はあいにくの豪雨になってしまったのですが、式が終わって家族で団らんしている時のことです。「今日は雨だったけど、後悔してる?」と聞くティムに対して、メアリーの答えー。

And so it begins.

Lots and lots of types of days.

Fun!

私たちの人生も同じよ。

いろんな天気があるわ。

楽しんで!

by メアリー

 山があれば谷があって、雨や雪が降る日もあれば晴れる日もある。タイムトラベルの力を持っていないにもかかわらず、いろんな側面がある人生を楽しもうとしている姿がすごく印象的です。

 

最後は、物語の締めくくりで、主人公ティムの言葉です。

The truth is, I now don't travel back at all.

Not even for the day.

I just try to live every day as if I've deliberately come back to this one day to enjoy it as if it was the full final day of my extraordinary, ordinary life.

今の僕は、1日だって過去に戻らない。

この日を楽しむために、自分は未来から来て、

最後だと思って、今日を生きている。

 by ティム

 過去に戻る力があっても、今が幸せなら使う要なんてない。毎日をかけがえのない日と思って生きる。当たり前のようだけど、再認識させられます。

 

最後に

僕が思う、心に響く3つの言葉をピックアップしてみました。

ですが、この言葉たちは物語の中だからこそ映えると思います。

気になった方は是非、見てください!