エンジニアと研究者、3つの共通点
こんにちは!
もう、GWも終わりですね。
エンジョイしましたか!?
僕は毎年恒例の「名探偵コナン」の劇場版を"一人で"観に行きました。
感想は「ほぅ...!」です笑
僕は今、某私立大学の理系学科で研究室に配属されている研究者の卵で、その傍らでソーサルのエンジニアであり、最近はできていませんがアルバイトでもエンジニアをしています。
平日10-17時まで研究室にいて、主に土曜日にアルバイト、空いた時間にソーサルなど個人でのプログラミングをしていて、タイトル通り、エンジニアと研究者の狭間をふわふわしています。
そのことに関しては最後に述べるのですが、この少しの間、エンジニアと研究者の狭間でもがいた結果、わかったことを3点述べたいと思います。
1. 誰もがビギナーである
これは当たり前ですね。
プログラミング、研究に限らず全て、新しいことを始める時は"誰しもがビギナー"です。
始めは誰も何もわからないです。
この数か月で研究者としての生活が始まり、なぜ人々は研究するのか、どのように研究するのか、研究結果とは何か。まったくわかりませんでした。今でもはっきりとはわかりません。
しかし、確かに僕がプログラミングを始めた2年と少し前の時、何が何だかわからず、ただ頭が痛かったのを思い出しました。今では当たり前と思っていることも、始めた段階では当たり前ではなく、理解し難いことのように見えるんだと思いました。
わからない。それだけの理由で諦めてしまうのではなく、プログラミングでもそうであったように、"わかりたい"と強く思って、楽しみながら、小さなブレイクスルーの積み重ねをしていけばいいんだと思いました。きっと数年後、なんとなくだけどわかっている自分がいると信じています。
2. 技術は伝承する
出典: http://www.lifehacker.jp/2012/06/120624matomeresearch.html
これも当たり前です。
当たり前の事ばかりすみません。
知識・技術は伝承します。これは紛れもない事実です。
プログラミングにおいては独学もあると思うのですが、独学でも初めは書籍などで学ぶはずです。
僕がエンジニアをしていて思うのは、知っている人から学ぶことは上達への最短ルートであるということです。独学で自分なりの開発ルールを築いていくことは本当に難しいことだと思います。何故そこにそのコードを書くのか、何故そのツールを使うのか、自分で考えて行動できるまでは相当の経験が必要だと感じています。
また、技術の伝承は研究者において顕著です。プログラミングはこの数十年の間に誕生し、日々の進化速度は計り知れませんが、一方、学問を巨視的にみると古くは古代ギリシャ、起源はもっとはるか昔にあり、多くの偉大な先達たちが自分の人生を賭して多くの発見をしてきました。僕たちはその巨人たちの肩にのり、遠くを見渡せているわけです。多くの天才たちが独自の研究方法を発案していて、それらが洗練されて今の研究があります。
エンジニアリングも研究においても師を仰ぎ、多くを吸収して、自分のアウトプットに活かすことの大切さを日々噛みしめています。
3. 世の中にまだ、無いものを生み出している
出典: レトロでおしゃれ。電球の原点を復刻したエジソンバルブが素敵! | キナリノ
エンジニアリングも研究活動も"まだ世の中に無いもの"を生み出していることに他なりません。どっちが素晴らしいかではないです。確かに、つい最近まで「ITこそ至高だ。革新を生み出せるはITしかない。」という意識が僕にもありました。しかし、それは間違いです。
反論される余地が多くあるので、深くは述べませんが、僕はITを「より生活を便利に、幸福にしてくれるためのテクノロジー」だと思っています。素晴らしい技術ですが、それだけでは、青色LEDは発明されないし、刺しても痛くない注射針や、難病の特効薬、プラスチックも発明されなければ、家が建つこともありません。極論ですが。
どっちも正しいんだとわかりました。どっちも情熱を傾けるだけの価値があって、自分が楽しめて、誰かの役に立つものを生み出し続けている。
最終的には、誰かの笑顔や元気になって、生活の幸福度を上げることができる。それがどちらも共通していると思っています。
最後になりますが、僕はエンジニアと研究者の狭間をどっちつかずでふわふわしています。最終的にはどちらの道に進むか決めなければならないのですが、今はどちらも全力で取り組んでいきたいというのが、ここ最近の結論です。
どっちも目的は「誰かの役に立つものを生み出すこと」だからです。エンジニアリングも研究も手段でしかありません。
もう少しだけ、もがき苦しみたいと思います。
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